夜間救急診療について


 大田中央動物病院では、夜間救急診療に対応しています。

 動物病院は朝8:00の犬の散歩に始まり、夜21:00に事務書類を終わらせ、更に重症の入院患者のいる場合(大抵いる)、入院患者への投薬や処置を一晩に数回すると言った営業形態が多い事をご存知でしょうか?

 個人経営の多い動物病院の現状において、獣医師の健康管理も考えると、多人数の医師やスタッフが分業して医療を行う大規模な病院が沢山ある人間と違い、夜間の救急外来に対する十分な対応が出来ていない現実があります。

 ペットは大切な家族の一員である、その生命を救う為の夜間の対応、東京都獣医師会でも常に改善を検討している問題です。

 そんな中で当院は、都内の有志約60病院で発足した東京都獣医師会夜間診療ネットワーク(23時までの当番制度)に積極的に参加すると共に、独自に24時間体制の診療に取り組んで参りました。


まずはお電話下さい。(休診日の診療も同様に行っております)

 当院では、7人の獣医師が交代で夜間救急外来を担当しております。症状によっては、病院に来る間に飼い主様の処置がなければ、助ける事が出来ない場合もあります。

 重度の交通事故等では、入院患者の世話をしている宿直担当の獣医師のみでは手が足りず、他の獣医師を呼び出し、3人でなければ対応出来ない複雑な手術が必要となる場合もあります。 内臓の損傷等は一分一秒を争います、大至急受け入れ態勢を整え到着をお待ちしますので、お車かタクシーで一刻も早くお連れ下さい。

 緊急を要する重症患者の場合、高度医療機器の整った院内でなければ十分な対応をする事は不可能です。少しでも、しかし、確実に助かる可能性を高める為にも、又、急患が重なる事や、入院患者の急な病変も考慮に入れ、往診は致しません。

 夜間の宿直担当獣医師は基本的には一人である為、急患が重なり処置や手術等をしていて電話に出られない場合や、着信に気付かない、又、飼い主様の着信が非通知や公衆電話で、折り返しの電話が掛けられない場合もございます。

 電話が繋がらない、折り返しの電話がないからと諦めずに、少し置いてから掛け直して頂けると助かります。当院は近隣の迷惑や入院患者のストレスを考慮し、防音構造になっております、直接来てドアを叩いても中には聞こえません、必ずお電話を下さいます様お願い申し上げます。

 救急外来が重複した場合、来院順ではなく、重症患者を優先します。心肺の停止等、説明をしている時間より処置を優先する必要がある場合もあります。又、外見は軽症に見えても、重篤な疾患があり、検査の結果を待っている間に症状が急変する事もあります。その様な時は遠慮なさらず、すぐにお申し出下さい。

 ここまで読んで頂くと何か敷居が高くて重症でないと見て貰えない、そんな風に感じたならそれは誤解です。ペットは口がきけません、ぐったりして動かない、それだけで緊急かどうかの判断は難しいと考えます、ペットと飼い主様の関係は、新米の母親と赤ちゃんの関係に似ています、まずはお電話下さい、相談だけでは分からず来て頂き、検査の結果が軽症なら、良かったですね、と笑顔になれる、そう思います。


時間外(深夜早朝)料金に関して

 来院人数の少ない(1日2〜3件)夜間早朝に獣医師を雇う(交代や休みも考え2名)、それに労働基準法による宿直手当や深夜早朝手当(通常の25%UPの給与)を支払うとどうなるか?答えは押して知るべしです。

 その為飼い主仲間から深夜24時間の動物病院は高い、通常8,000円程度の治療で4〜5万要求された、と言う様な話をよく聞く事かと考えます、しかし我々動物病院を経営する側から見ると、交通事故や高度で重篤な患者が多く訪れ、助けられずに悲しい思いをする事の多い深夜に勤めてくれる、そんな熱意ある獣医師の確保も含め、大変な経営努力が必要であり、安いと言ってもよい料金かと考えます。技術面や料金面色々な問題はあるとしても、ペットの生命を助けたいという情熱に関心する次第です。

 しかし、飼い主様の側から見れば、ボラれたとは考えないまでも、大変に痛い出費であり、その為、多分大丈夫であろうと朝まで様子を見てしまい、結局手遅れになるケースも多いのです。

 当院ではその事を重視し、全獣医師7人が週に1日ずつ無理をする事により、時間外(深夜早朝)料金を除き、通常の料金と同じ金額での治療をし、より多くのペットの生命を救いたいと考え、努力して参りました。
 5:00〜8:00と20:00〜22:00までの残業手当のみで、深夜早朝手当の発生しない時間帯で1頭に対して1,000円〜4,000円
深夜早朝手当の発生する22:00〜5:00までは、1頭に対し3,000円〜6,000円の時間外(深夜早朝)料金を頂き、それぞれ担当した獣医師の深夜早朝手当や残業手当、交通費として支給し、労働基準法を守りつつ営業致しております。

医は利殖術では無く仁術で有る、我々は誠意と誇りを持って治療にあたっております。
今後とも(輸血を含め)当院の運営にご理解ご協力頂ける事を願ってやみません。
献血のお願い